マンガ,小説,写真集を無料立ち読み!【総合電子書店】BOOKSMART

  • ホーム
  • 無料登録
  • ログイン
  • 初めての方へ
  • 借りている本
抱擁/この世でいちばん冴えたやりかた
出版社:小学館
抱擁/この世でいちばん冴えたやりかた
無料サンプル
著者名
出版社
小学館
カテゴリー
文芸
ジャンル
文芸 ミステリ 文芸 ファンタジー 文芸 文芸一般

ポイント:790pt

価格:869円(税込)

PC iPhone iPad Android
商品説明
ゴシックミステリから奇譚まで極上の物語集。

元版は2002年刊の短篇集『約束よ』と2009年刊の中篇『抱擁』。二冊を合本、二部構成にして初の文庫化。第一部「抱擁」は、二・二六事件の翌年、昭和12年の東京駒場の前田侯爵邸を舞台に展開する。18歳の小間使い(わたし)の検事に向かっての供述で語られる物語。5歳の令嬢・緑子の不可思議な行動、ゴシック建築の洋館で起こる異様な事件、物語は謎をたたえて結末に向かって走り出す。ヘンリー・ジェイムズの傑作『ねじの回転』をパスティーシュした傑作である。
第二部は総タイトルを「この世でいちばん冴えたやりかた」と改め、七篇の名品が並ぶ。日本と中国を舞台にした奇譚の数々。一篇一篇がその文章力と物語の起伏で読む手が止まらない。特筆すべきは著者の代表作である盲目の落語家を主人公にした『遊動亭円木』(谷崎潤一郎賞)の外伝三篇が収録されていること。ファン感涙である。若き日に中国貿易に携わった著者でこそ書ける中国を舞台にした三篇もすごい。時代も唐から現代まで、そのストーリーテリングは凡百の作家の追随を許さない。タイトルに採った「この世でいちばん冴えたやりかた」は天安門事件を背景にした驚くべき現代の奇譚。単行本時の表題作だった「約束よ」には官能の匂いが立ちのぼる。
さらに、作品の中にさりげなく引用されるフロベールの『ボヴァリー夫人』とボルヘスの掌篇、豊潤な作品を詰め込んだ「世界文学」ともいうべき至福の物語集である。

ユーザーレビュー

全体の評価 ☆
5
評価内訳 全て(0件)
★★★★★(0件)
★★★★☆(0件)
★★★☆☆(0件)
★★☆☆☆(0件)
★☆☆☆☆(0件)

購入前にご利用中のデバイスが
対応しているかご確認ください。

PC iPhone iPad Android

こんにちはゲストさん

会員登録

ジャンルから探す

コミック
文芸
ノンフィクション
社会・政治
ビジネス・経済
人文・社会科学
科学
語学
医学
芸術
趣味・実用
暮らし・生活
コンピュータ
写真集
ガイド
辞事典
参考書・問題集
資格・検定
雑誌
海外・翻訳
オーディオブック
新聞
その他種別
  • 今日のイチオシ
  • リリース予定
  • 初めての方へ
  • アプリダウンロード