出版社:文藝春秋
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死者にこそふさわしいその場所
著者名
:
吉村萬壱
出版社
:文藝春秋
カテゴリー
:文芸
ジャンル
:文芸 文芸一般 文芸 純文学
ポイント:1,545pt 価格:1,699円(税込)
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日常の輪郭がゆがんでとろける、奇「快」な物語たち!
折口山町に暮らすのは、どうしようもない人達ばかり。
・セックスの回数を記録する愛人
・徘徊癖のある妻を介護する老人
・アパートのドアが開きっぱなしの裸男
・朝どうしても起きられなくなってしまった女
・困った人の面倒を見たがる聖職者
町はずれの植物園に、彼らは、吸い寄せられるようにやってくる。
芥川賞作家が織りなす、平凡なようで非凡な六篇の物語。
●担当編集者より
住みたいかと聞かれたら答えに窮する、しかし覗き見したいかと言われたら確実に「YES」なのが、折口山町だと思います。
登場人物たちの特徴を挙げてみるだけで、もうこの町の不思議な空気が漂ってきた気がします。
ちなみに、なんとも魅力的なタイトルは、ポール・ヴァレリーの『テスト氏』の一節から。