出版社:建築資料研究社(雑誌)
|
住宅建築2010年10月号(No.423)
立ち読み
著者名
:
建築資料研究社
出版社
:建築資料研究社(雑誌)
カテゴリー
:雑誌
ジャンル
:雑誌 建築・デザイン 科学 工学一般 暮らし・生活 住まい
ポイント:1,809pt 価格:1,989円(税込)
PC
iPhone
iPad
Android
|
ユーザーレビュー
全体の評価 | |
---|---|
5 |
評価内訳 | 全て(0件) | |
---|---|---|
★★★★★(0件) | ||
★★★★☆(0件) | ||
★★★☆☆(0件) | ||
★★☆☆☆(0件) | ||
★☆☆☆☆(0件) |
論理的・思想的・哲学的背景のある建築をつくり続けるすわ製作所は、環境に寄り添い、無駄を排除したシンプルで快適な建築を目指しています。構造を担当するなわけんジム(代表:名和研二)と意匠を担当する建築設計室SUWA(代表:眞田大輔)の共同体の活動は、建築の世界には納まらず、アートや金物制作その他、あらゆるジャンルに広がりを見せています。
今号では佐内正史撮影、伊賀大介スタイリングによる「庭家 Niwaka」、山田脩二撮影による「森の住処」、また居心地研究家の安原喜秀氏や、写真家の園原徹氏との対談など、各界で活躍する方々の協力を通して、すわ製作所の魅力に迫ります。
特別記事として、「堀口捨己の思想的背景」をお送りいたします。
堀口捨己(1895-1984)は、日本最初の近代建築運動を展開した分離派建築会の中心メンバーとして出発し、インターナショナル・スタイルの代表的作家としての地位も築いた建築家です。しかしながら、パルテノン神殿との出合いを契機に、堀口の眼差しは日本の伝統へと向かい、やがて近代数寄屋の創作へと進んでいきました。堀口捨己は「日本的なるもの」への問題提起を未だに私たちに投げかけ続けていますが、今となっては堀口についての手がかりは乏しいのが現状です。
本記事では、堀口捨己の戦後の代表作でもあり、日本の代表的モダニズム建築として「DOCOMOMO Japan20選」にも選ばれた「八勝館御 幸の間」の写真と堀口捨己の言葉をオールカラーで紹介しています。また、磯崎新氏による論考により、堀口が抱えてきた思想的背景へと一気に迫まります。