出版社:建築資料研究社(雑誌)
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住宅建築2011年8月号(No.428)
立ち読み
著者名
:
建築資料研究社
出版社
:建築資料研究社(雑誌)
カテゴリー
:雑誌
ジャンル
:雑誌 建築・デザイン 科学 工学一般 暮らし・生活 住まい
ポイント:1,809pt 価格:1,989円(税込)
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2010年8月9日に亡くなった大工棟梁の田中文男さんは、数多くの文化財建造物の調査・修復に携わった、卓越した技術と度量を持つ職人である。これまでの職人像を払拭する、洗練された経営理念と建築理論を持ち、人に慕われる破天荒で、生真面目な職人の建築への取り組みから、時代を超えて訴えかける建築理念を学ぶ。それは建築という枠組を超えた人間の生き方に対する篤いメッセージである。
「シリーズ住まいの原点」は篠原一男の住宅「海の階段」。建主は、著名な画家で、暫くパリに住んでいたこともあるN氏。パリで経験したような、絵を描くことを含めた生活のすべてを一室空間で完結させられるような住宅兼アトリエを篠原に依頼しました。前面道路は2.6mほどの段差の下にあり、玄関入ってすぐ目の前に広がる狭い階段をのぼって主空間であるアトリエと、広間(居間兼食堂)の一室空間にアプローチしていきます。数個のトップライトのみの薄暗い一室空間へ、階段から一歩一歩除々に上昇するそのアプローチが、あたかも海底から少しずつ海面へ上がって行く様であることから、「海の階段」と名付けれたアトリエ兼住宅です。建主さんのインタビューや原図の資料も掲載しています。