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深夜。受験勉強に勤しんでいた小竹原耀(しのはらあき)がふと振り向くと、見たことのない男がベッドに座っていた。見目麗しいその男は、自分は月のウサギだと言い、家出したかぐや姫を探すために、地球に降りてきたと話す。やたらハイテンションで絡んでくる自称月のウサギに、耀は辟易。うるさいし面倒くさいので、とにかく追い出そうとするが、ここに泊めて欲しいと抱きつかれ、ベッドに潜りこまれてしまいー…
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"森沢柊也(もりさわしゅうや)は会社員二年目の社会人。東京で一人暮らしをしている。夏季休暇、柊也は親に強く請われ、大学進学から帰っていなかった故郷の田舎に里帰りすることに。夏祭りを前に活気付く町で、忘れたくても忘れられない過去の記憶が蘇る。かつて血の繋がった弟である桂(けい)に襲われ、何度も抱かれた。彼への許されない恋愛感情に苦しみ、罪の意識にさいなまれ、限界を感じた柊也は逃げるように故郷を出たのだ。 不安を抱きながら帰った実家。再会した桂は、逞しい大人の男に成長していた。ずっと会うことを恐れていた柊也をよそに、桂はあっさりと柊也を出迎える。その後も昔と変わらずそっけないながら、まるで普通の兄弟のように接してくる彼。柊也を抱いた時の桂とは全く違い、緊張していた柊也は戸惑いながらもほっとする。(桂はもう昔を忘れたのかもしれない) 安心した柊也は、穏やかに休暇をすごすことにする。ある日買い物に出た先で、雨に降られた柊也を、昔と同じように傘を持って迎えに来てくれる桂。ぶっきらぼうだが優しい性格は子供の頃と変わっていないとわかり、柊也は嬉しくなる。だがそれなら、あの時自分を抱いた、飢えた目の弟は何だったのだろう?今の桂の穏やかさにほっとしながらも、何故か柊也の胸が騒ぐ。桂は本当に過去を忘れてしまったのか。それとも……?"
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その歌声がずっと嫌いだった。天使の歌声に例えられるそれはいつも俺の罪を責め、痛みで息もできなくするのだから……。音楽科高校ピアノ科に通う茅ヶ崎奏(ちがさきかなで)は、学校の歌姫、天原美架(あまはらみか)の清らかな歌声が苦手だ。音大への推薦のために担当教官の密室での「個人指導」を受ける奏は、その後ろめたい秘密を責められているような気持ちになってしまうから。けれどある日、夜の繁華街で中年男と親しげに歩く天原を見かけ、思わず証拠写真を撮ってしまう。こんなことがバレたらおまえは退学だぞと詰め寄る奏に、美架は落ち着いた態度を崩さない。「そうだね。それで茅ヶ崎くんはその写真を掲示板に貼り出すの?」「え」「貼り出さないよね、そうするならわざわざ私を呼び出す必要はないもん。貼り出さない代わりに私に何か要求するんだよね? それはなんなのかなって思って」動転した奏は、なぜか美架に交際を申し込んでしまう。「いいよ、茅ヶ崎くんと付き合う。でも、茅ヶ崎くんがあの夜のことを誰かに話したらおしまいにするね」そう言って頷く美架。二人は奇妙な形で親交を深めていくものの、奏は担当教官の「個人指導」のことをいつまでも打ち明けられない。そんな二人に、ある日事件が降りかかり――
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"ファッションデザイナーを目指す坂咲りんは、憧れのデザイナー・日野山総司(ひのやまそうじ)の事務所に仮採用される。ところが出社初日に日野山は、りんにある業務命令を出す。それは一カ月でダイエットを成功させることだった。あと少し痩せれば、りんはデザイナーのアシスタントとしてだけではなく、モデルとしても使えると踏んでいる日野山。けれどもたった一カ月でウエスト五センチ分痩せるというのは、りんにとってはかなりのハードルだった。 日野山の紹介でフィットネスクラブ『ランナーズハイ』を訪れたりん。そんなりんの前に現れたのは、俺様トレーナーの風魔拓海(ふうまたくみ)だった。「指示には絶対に従ってもらう」「オレは言い訳は聞かない主義だ」そう言い放つ風魔に、唖然とするりん。けれども日野山の事務所に本採用されるため、なんとしてもダイエットを成功させなければならない。 「おまえはパンダか!」「カメでももうちょっとマシな動きするぞ」早速りんを罵倒する風魔。すぐにめげそうになるりんだったが、風魔はりんに「オレが必ずあんたを痩せさせる」と宣言する。そこでりんは風魔のしごきに耐え、ダイエット成功を目指すことになる。"
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"数年前に起きた戦争で敗れた敵軍の残党兵士により、自分の村を襲撃されてしまったセイラ。そのことをきっかけに、王国初の女騎士になる。 騎士になるため日々鍛錬を怠らなかった結果、剣の腕は群を抜き、戦略的知識も豊富で騎士団では重宝される存在に。 そんなセイラの所属する王国騎士団には、王国一の美剣士と呼ばれるファビアがいた。 ファビアはその外見から王国中の女性から熱い視線を注がれていたが、本人は興味がないようで振り向くことはなかった。 ある日、セイラとファビアが同じ任務につくことになったが、この任務のせいでセイラのとある秘密が知られてしまうことに。 さらにはそのせいでファビアにあんなこと、こんなことをされてしまう!? クールビューティー女騎士セイラ、王国一の美剣士ファビア。 ふたりが織りなすラブでセクシーなコメディの結末はいかに!?"
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"夏目雄一郎、三十九歳、某商社営業課課長、独身――バツイチ、子持ち。 ある朝自宅のベッドで目覚めた雄一郎は、自分の記憶がすっぽり抜け落ちている事に気づく。あれこれと思い出しながら何故か痛む身体を起こすと、自分の姿にぎょっとする。(おい、なんで裸なんだよ……!?)慌てて服を着ようとしたところで、更に目を丸くする雄一郎。なんと彼の隣には、同じく裸の男が綺麗な寝顔を晒し眠り込んでいた。彼は、昨夜飲みに行ったバーで再会した昔馴染の青年、タクト。目を覚ましたタクトに、雄一郎は問いかける。「なんで裸なんだ!?」すると、タクトはどこか寂しげな顔をして、小さく呟く。 「雄一郎さん、覚えてないの?……昨夜はあんなに、僕の事可愛く求めてくれたのに」「……は!?」「しょうがないなあ。覚えていないなら、思い出させてあげる。雄一郎さんがどれだけ、可愛かったのか」再びベッドへ押し倒されたかと思うと、タクトは雄一郎に伸し掛かる。「全部、再現してあげよっか」恐ろしく綺麗な顔をしたタクトに微笑みかけられ、雄一郎はそのまま流されていく――"
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"一ノ端大学のクイ研部長・山田開理(やまだ・かいり)には恨んでいる人間がいた。東都大学のクイズ王として、現在バラエティ番組に出ている松平賢諒(まつだいら・けんりょう)。彼は全国高校クイズバトルの関東大会最終予選でぶつかった相手。男子校の三年間、ひたすらこのクイズバトルで優勝するために努力してきた。しかも開理の通う御園高校は、何度も優勝していて今年も優勝候補だった。それなのに、共学で女子とペアを組んでいた松平があっけなく勝ってしまった。 そのショックで大学受験は失敗。現在でもテレビに出っぱなしの松平に殺意を覚えていて、テレビに出るとテレビを壊す。ネットでニュースになると、スマホも壊す始末。唯一できた彼女にも「怖い」とフラれ、イライラしながら日々を過ごしていた。 九月後半。そろそろ学園祭が近くなってきたある日、松平が一ノ端大学を訪ねて来る。東都大学の学園祭でクイズ大会をやるので、ぜひ開理にも出て欲しいという。 「そんな義理はない!」と突っぱねる開理。松平は「もう一度、お前と戦いたい」と真剣なまなざしを向けるが、開理は首を振らない。そんな山田にキスしてしまう松平。一緒に来ていた桐子(きりこ)が写真を撮り、消してほしくば出場しろと脅してきて――。"
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フリーターの高木梨花(たかぎ・りか)は小説家志望。親からは結婚を迫られるも、未だ夢を捨てられない。そんな梨花が次に選んだバイトは一ヶ月五十万円という破格のハウスキーパーのバイトだった。面接からして怪しかったバイトは、雇い主である谷口春樹(たにぐち・はるき)によってその怪しさを明かされる。梨花は春樹に一ヶ月の契約結婚を迫られたのだ。春樹は薬品会社の社長の次男で、政略結婚の見合い話が舞い込む毎日。それをなんとか諦めさせるために、梨花に一ヶ月の間婚約者として振る舞ってほしいと言う。春樹の会社は媚薬などではトップシェアを誇る会社で、裏稼業の会社の年頃の娘から引く手あまたなのだそうだ。そこに一般人の梨花が入れば混乱は必至。迷う梨花だったが、春樹の好き嫌いの多さや我儘さなどのどことなく子供っぽいところに同情してしまい、面倒見よく仕事を引き受けてしまう。はじめは仕事だった食事も、意外に楽しくなってくる二人。そんな日々の中、春樹の婚約者決めのパーティが執り行われることになり、梨花もそれに出席することに。けれども、パーティ用の着物を着付けてもらうときに事件は起こる。梨花と春樹の仲を引き裂こうと着付けの女たちは梨花を罠にはめようとするのだった……。
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"欧州のとある小国の王子、レオナルド・マーカント。 若くして日本のSPとして前線で働く女性、生駒春乃。 女は男に守られるもの! 危ないことはしちゃいけない! という考えを持つレオナルドと、SPとしての仕事に誇りを持つ春乃は、まったく真逆の考えを持っていた。 お互いに信じる正義がある以上、受け入れられずに険悪になるばかり。 そんなふたりが、黒服の男たちに誘拐されてしまう。 「あなたを守るのが私の仕事ですから」 しかし春乃は、敵に攻撃を受けてしまう。 そんな春乃を守ったのは、レオナルドだった。 互いの考えを理解し、認めあえた時、ふたりの距離は急激に近付いていく――。"
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キャリアウーマンの朝宮ののかは仕事にまい進するうちに、閉経間近のアファフィフでありながら、処女という状態。その一因はずっと初恋が忘れられないから。初恋は自分の妹の夫である俊さんだ。ところがそんなののかに熱烈アプローチをしてくる男の子がいた。彼は初恋の相手の兄の息子で、とんでもなく年の離れた聡くんだ。彼が五歳のときに、初恋の辛さに泣き濡れている姿を目撃されてしまう。そのときに優しく慰めてくれた五歳児は、いつの間にかすくすくと立派な男子に成長していく。しかも、彼にとっての初恋はののかだった。ののかの涙に魅せられた彼は、中学で初めて告白してきた。それを流すと、次には高校になった時も告白される。毎度「子供だから」と流していたのも、そのうち自分が結婚するだろうというののかの淡い未来への期待もあったから。が、気付くと社内でもかなりの古株になって、独身のまま。一方、聡くんはののかの勤めるオフィスと同じビルにある会社に勤め始めていた。偶然、彼と再会するののかは驚くと同時に、スーツ姿に初恋の人の面影を見ていた。聡くんも、それがわかっているので、「自分を身代わりにしていいから」とアプローチを再開。ついに根負けして付き合い始めるも、ののかは高齢処女!初体験は思いほのか大変なことになる……。婦人科に行って相談したり、ローションを導入したり。苦労の末に、果たしてののかは初体験に辿りつけるのか――。
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"飢饉による貧しさから、口減らしのために森へ捨てられてしまった幼い兄弟、ハンスとグレーテ。 森に棲む魔法使い・ルーカスは、無断でお菓子を食べてしまった兄弟を咎めることなく、自分の家に招き入れて、共に暮らし始めた。 温かな食事に、柔らかなベッド。兄弟が望むものは、ルーカスによって惜しみなく与えられ、大切に育てられた。 貧しさも悲しみも戸惑いも怒りも存在しない、穏やかな日々。 あっという間に十年が経ち、ハンスとグレーテは、とても美しく成長した。 金の髪と碧い瞳を持つ兄と、漆黒の髪と同色の瞳を持つ弟。二人はまるで似てはいなかったが、それを指摘する者は、この森にいなかった。 「愛しているよ、グレーテ。誰よりも、何よりも、お前を愛している」 赤ん坊のグレーテを腕に抱いた、その時から…いつもそばにいて、愛し続けると、ハンスは誓った。何よりも大切な、愛しい宝物。 ハンスは毎夜グレーテを抱きしめて眠り、グレーテはハンスの優しい口づけで朝を迎える。 満ち足りた生活の中で、けれど、ただひとつ。決して破ってはいけない約束があった。 ハンスは、愛しい弟に繰り返し囁く。 いいかい、グレーテ。決してこの森を出てはいけないよ―…"
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"高校二年生の秋月ノエルは、校内一の女好き。その日も、体の関係しかなかった女に「私達、恋人じゃなかったの?」と迫られていた。困ったノエルの元へ、幼なじみの悠吾が現れ……ノエルはとっさに「俺、ずっと前からこいつと付き合ってんだ」と嘘をついてしまう。 その嘘を貫き通すため、ノエルは悠吾に偽物の恋人になってもらうよう説得。 普通なら嫌がるはずのそのお願いを、悠吾は渋々受け入れてしまう。 そうして二人は、似非恋人として付き合うフリを始めた。 しかし悠吾は、ノエルに対してずっと秘めた想いを抱えていて……。 嘘から始まる、自分至上主義のクズ×幼なじみの恋?"
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赤い星が空を横切ったとき、コリンは棺の中で目を覚ます。それを助け出してくれたのは墓守りのフランシスだった。コリンは「生き返り」となったのだ。すぐに里に帰ろうとするコリンをフランシスは止める。「生き返り」はもう二度と里に戻れないと、戻れば里に災いが起きるからと……。絶望するコリンにフランシスは今後は死ぬまで墓守りとして生きていかなければならないと告げた。それが「生き返り」の掟であると諭す。そして、早速二人で夜の墓場へと墓の穴を掘る仕事をしに出かける。フランシスは丁寧に仕事を教え、コリンは順調に墓守りとしての自信を高めていった。墓守りは完全に昼夜が逆転しており、昼は寝て、夜に墓の整備をする。そんな生活サイクルの中にも、お互いにくつろぐ時間があり、フランシスはコリンの子供の頃の話を聞きたがった。そのたびに、一生懸命に記憶を呼び覚まして話すコリン。そうやって話すと、フランシスがとてもしあわせそうにするのが嬉しかったのだ。次第にフランシスに惹かれていくコリン。年老いているとはいえ、どこかかわいいところがあるフランシスにコリンは心を奪われていった。しかし、そのことを告げるとフランシスは動揺し、拒否しようとする。それでも二人の間に培った時間は、禁忌を超えて結ばれる運命だった。心も体も交わし合ったふたり。けれど、その後でフランシスは自分の寿命を告げる――。
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女子大生・凪沙(ナギサ)の目下の目標は「家を出て一人暮らしをするためのお金を稼ぐこと」。夜のバイトで必死に稼ごうとするものの、お客にセクハラされたり彼氏に殴られたり散々な日々。ある夜、普段はあまり仲良くない二歳下の弟、嵐士(アラシ)に話しかけられる。「男と別れて泣いてんのかよ、だっせぇ。そんなに彼氏が欲しいなら俺が付き合ってやるよ」嵐士は凪沙の財布から勝手に五千円札を取ると、優しく抱きしめてくれる。その夜から嵐士は、お金と引き換えに凪沙の彼氏になった。抱きしめるのは五千円、マッサージは八千円、手を繋いで夜中のお散歩は三千円。不毛だと思いつつ、ずっと前から嵐士に恋愛感情を持っていた凪沙はその関係をやめられない。(弟と離れるために頑張っているのに、弟とこんなことをしていたら意味がない……)そう思いながらも、デートをして、キスをねだり、ベッドに潜り込み、幸せな拷問のような日々を過ごしながら想いを募らせていく。そんなある日、凪沙はバイト禁止の進学校に通う嵐士がこっそり在宅バイトをしていることを知る。そんなにお金が必要だったのか、自分との関係もやはりお金のためだけだったのかとショックを受ける凪沙。いつもはバイト帰りに嵐士に迎えに来てもらっていたけれど、遠慮して迎えを断ってしまう。戸惑う様子の嵐士を置いて一人で出かけた凪沙は、思いも寄らない事件に巻き込まれて――。
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"キャバ嬢をやっている結花は、 一歳年下の恋人、颯太と一緒に暮らしている。 これといった定職についていない彼は、 要するに結花のヒモ。 お金を渡すたびに 「いつか絶対何十倍にもして返してやるから」 という颯太。 そんな彼の言葉を聞くたびに 返してもらうことなんてないだろうけれど、 そう言ってくれる気持ちは嬉しいと思ってきた。 ところがある日、彼は立派なダイヤの指輪を 差し出して、プロポーズしてくる。 嬉しい以上に、お金なんてないはずの颯汰が そんな指輪を持ってきたことに不安を感じる結花。 どうやって手に入れたのかと問い詰めると、 仕事が決まって前払いで給料を貰った。 ただ、その仕事でしばらく帰れなくなると思うけど待っていて欲しいと。 そんな大金を貰える仕事はおかしい。 お金を返して仕事は断ってくれと頼むが、 彼は「男が一度引き受けた仕事は断れない」と頑として受け付けない。 結局、ケンカしてしまう二人。 そして翌日から、彼は二人の家に戻らなくなった。 心配した結花は、颯太の荷物を探って見つけたメモを手がかりに 彼の行方を探すが、謎の男たちに自宅で待ち伏せされ、 縛り上げられ、レイプされそうになる。 絶体絶命の結花の危機を救ってくれたのは颯太だった。 あの仕事はとんでもなかった。もうどこか別の場所に逃げよう。 愛を交わした後、そんな約束をして安心した朝――。 魂となって愛する人のもとに帰って来た恋人との 悲しくも優しい、不思議な愛の物語――。"
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エリート全寮制学園に二週間の教育実習にきた谷口美優。担当教師、野村蓮司はこの学園の卒業生だと言う。忙しい実習準備の最中、美優は学園にふさわしくない嬌声を聞く。どうするべきか迷う美優に蓮司はごく当たり前にこの学園の秘密を語る。成績上位十人が「帝王学」の名目で、下位の生徒たちを好き放題しているという事実。そしてそれは、この先の人脈を作るために性的関係を結ぶものが多いとのこと――。事実を認められず、おかしいと否定する美優に、蓮司は美優も自分の配下にあることを告げる。自分が担当教師になっている以上、それは覆せないと。教師として見習うべきことも多いが、蓮司に納得のいかない美優。しかも、美優の二週間の寝泊まりは蓮司と同じ部屋だと言う。抵抗するも部屋に連れ込まれた美優は、蓮司にあるひとつの勝負を提案される。教育実習期間に美優がこの学園に染まれば、蓮司の勝ち。逆に染まらなければ美優の勝ち。この学園の体制を変えるため、勝負に挑む美優。早速襲いかかる蓮司に、けれども美優は意外な一面ばかり見せられて心が揺らぐ――。果たして二週間で二人はどう変わっていくのか。心が先か、身体が先か、はじまるのは勝負という名前の恋愛関係。
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"ボノリ村を守護する男爵のギルバート・アスリング。その屋敷で住み込みの女中として働くリリーは、今日も庭で仕事をしていた。 すると仕事から戻ってきたギルバートから「今夜、俺の部屋に来い」とお誘い。 ドキドキと高鳴る心とは裏腹に、気持ちは沈むばかり。 リリーは、ギルバートの激しく淫らな愛撫に逆らえない。 それを知っているから、ギルバートのご寵愛は止まらない。 好きだけど、好きになってはいけない相手。 だって彼は『竜人』だから……!"
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"えっ、テレビがオレ様イケメンに擬人化……!? 美雪は今春から社会人となり、ひとり暮らしを始めた。しかし、新生活に胸を膨らませていたはずが、すぐホームシックにかかってしまう。 唯一の楽しみはといえば、今をときめく超人気の男性アイドル・ケントの出演するテレビ番組を見ること。美雪はすっかりケントにメロメロだ。しかし、ケントの番組が終わってしまえば、途端に虚しい気持ちに。 「テレビだけだな、今の私には。……あなただけよ」 思わずテレビを撫でながらそう呟いた日の夜、夢を見た。 目の前に見たこともないイケメンが立っている。その男はレオと名乗り、「いつもお前のそばにいて、美雪を慰めてやってる。お前だって、オレだけだって言ってたじゃねえか」と話し……もしかして、正体はテレビ!? なんと、目が覚めてもレオが隣に……! その日から、美雪とレオの奇妙な同棲(?)生活が始まった。 ケントの番組を見たいのに、レオはテレビに戻ってくれず、絶えず美雪にベタベタ。朝、お見送りのキスと夜、お迎えのキスは欠かさない。それだけでなく、四六時中スキンシップを求められ、美雪はタジタジ。しかし、最初は困惑していたはずが、気づけばそれが嫌でなくなっていて……。 オレ様だけど優しいレオに、美雪の心は次第に揺れ始める。"
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中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)と大海人皇子(おおあまのおうじ)の二人の兄弟皇子に愛された伝説の歌人額田姫(ぬかたのおおきみ)。彼女が実は男性であったと伝える記録はない。病に伏した大海人皇子に添い寝し、影巫女として命を救ったのは幼き額田姫であった。才気あふれる美しい姫に成長した彼女は、男とわかっても大海人皇子に愛される。表向きは大海人皇子の妃におさまったものの、後に兄である中大兄皇子の強い求愛に惹かれ、彼の恋人となった。しかし大海人皇子は額田姫への想いを止められず、やがて兄弟の仲は崩れていく。
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彼女いない歴=年齢のこじらせ童貞、ぼっちで上から目線のいいところがないオタク大学生・向井歩(むかい・あゆむ)は、とある恋愛シミュレーションゲームにまつわる都市伝説を知る。噂によると、そのゲームをクリアするとキャラが三次元の世界に現れ、彼女になってくれるらしい。「別に三次元の彼女なんていらないけど、時間つぶしにはなる」と言い訳しながらゲームをプレイする歩。情報をくれるはずのイケメン・ハイスペックな義理の弟にいちいち苛立ちを覚えながらも後輩キャラを落とそうとするが、結局ゲームはクリアできず、『弟に告白される』というバッドエンドを迎えてしまう。しかし、次の日謎の男が目の前に現れた。茶髪で、どことなく見覚えがあるそいつは、ゲームに出てきた義理の弟・聖司(せいじ)だと名乗る。そんなわけない! 僕はひとりっ子だ! 母親に確認すると、過去まで書き換えられ、本当に義理の弟が存在していることになっていた。二次元から飛び出てきた聖司を追い出そうとする歩。だが、聖司は二次元からでてきたばかりで行く場所がない。同情した歩は、しばらくの間なら……と同居を許可するが、聖司は初日から兄命で突っ走りはじめ――。二次元と三次元。次元の壁を超えたラブ・コメディ。
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" 男子高に通う辻堂一貴(つじどう・いっき)は、他校の女子にモテたい一心で学園祭のステージでベースボーカルを担当することに。そのため、バンドメンバーの風見柊真(かざみ・しゅうま)と港悠紀彦(みなと・ゆきひこ)とともに音楽室で練習していると、そこへ通りかかった隣のクラスの少年・宇佐美築(うさみ・きずく)にその色っぽい歌声を聴かれる。 すると、宇佐美はその声に反応して身体が150cmから185cmに大変身! なんと宇佐美は、実の兄・作太郎(さくたろう)に呪いをかけられていた。 作太郎はかなりのブラコンで、『かわいい弟をかわいいまま、成長させない呪い』と、『色っぽい声を聴くと、身体が成長する呪い』をかけ、口説かれたりしたときに身体を守れるようにしていた。 術を解いてもらおうとする宇佐美だが、弟を口説いたと誤解した作太郎に、今度は一貴が呪いをかけられてしまう。『声がしゃがれる呪い』のせいで、学園祭間近になっても歌えない一貴。そんなとき、宇佐美と話しているところを柊真と悠紀彦に盗み聞きされ、みんなで呪いを解こうとする。が、声が治る方法は、宇佐美とのキスしかない――!? 地味で小柄だけどきらきらした瞳を向ける宇佐美に、次第に一貴もドキドキして……。宇佐美と一貴の呪いは解けるのか? 歌声に反応してしまう小柄少年・宇佐美と、歌声だけイケボな一貴の恋の行方は一体――?"
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卒業旅行で1人イタリアに来た真崎晴人(まさきはると)は、酒場で絡まれていた女の子を助けたせいで暴漢に殴られ、所持金のほとんどを失ってしまう。共同宿を使っての貧乏旅行を決意したところに、ジーノと名乗る少年から「節約したいなら僕と相部屋に泊まって2人旅をしよう」と誘われる。(向こうから近づいてくる外国人は絶対スリか詐欺か昏睡強盗だ)と、怪しむ晴人。けれど無邪気で明るいジーノは好意丸出しで晴人に接してきて、晴人が簡単なイタリア語で挨拶したのを聞いて抱きついて喜ぶ。「僕、君のこと好きだなぁ!」と言って過剰なスキンシップをしてくるジーノに最初は戸惑っていた晴人もだんだんほだされ、人懐っこくて愛らしいジーノに惹かれていく。一緒に観光地を歩いて回ったり、おやつを半分こしたり、ホテルの部屋で料理をしたり、同じベッドで眠ったりしていくうちに、二人の距離はどんどん縮まっていった。ジーノは街の人にも愛想良く振る舞い、買い物でおまけしてもらったりする。お礼にハグとほっぺにキスをしたと聞いて、モヤモヤした気持ちになる晴人。そんなある日、晴人に実家からの電話が来て急いで帰国しないといけなくなってしまう。寂しがるジーノに、晴人はいつでも日本に遊びにおいでと言う。お別れ会として部屋飲みをした翌朝。目覚めると、なぜか2人は全裸でベッドに寝ていて……? 「あ、あのさ……昨夜僕たち、何かあった……?」「……ひどいな、忘れちゃったの?」
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"高校2年の水沢真智(みずさわまち)は国語の現代文が大の苦手。さらにその現代文を担当している教師、瀬古歩(せこあゆむ)にも苦手な印象を抱いてしまっている。 まだ28歳なのに、妙に威厳があり常に冷静で、ほとんどの生徒は「冷たい、怖い」と言っている。一部の、特に女子の間では「格好良い」とどうやらそのクールさがヒットしているらしいけど。 赤点を取ってしまい受けた補習授業で、真智は意外にも瀬古に微笑を向けられた。それ以来、なんだかずっと彼のことが頭から離れなくなってしまい、気づけば目で追いかけるように。 あれだけ苦手だったはずなのに、今や好意はすっかりダダ漏れ。告白するつもりなんてなかったのに、同じ瀬古ファンの女子生徒たちや瀬古本人にも伝わってしまう始末。 こうなったら後悔したくないと卒業式に想いを伝えるものの、瀬古の返事は「ありがとう」だけだった。 しかし、真智が大学3年の時、教育実習で瀬古と再会。全然変わっていない様子の瀬古に、真智も「あの頃と変わっていないな。もう時効だからいいよな?」と言われ、3年越しに当時の気持ちを伝えられる。あの頃、秘められていた瀬古の想いは……。"
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大学を留年したイリスは時給のいいバイト、離宮の留守番に応募する。その離宮は昔王が愛人のために建てたもので、今はホテルとして利用されている。ただ冬になると閉鎖されるので、飼われているアイドル猫のための留守番が必要だった。留守番をする間の約束ごとは3つ。猫の面倒をみること、開かずの間には入らないこと、離宮で見聞きしたことは口外しないことだった。おかしなことだと思いながらも、学費のために目を瞑ったイリスは無事に面接に受かり、離宮で黒猫のルキアの面倒をみることになる。ある嵐の夜、猫と同じ名のルキアと名乗る謎の男に出逢い、彼に抱かれてしまう。彼は逗留客だと言い張るが、オーナーからは聞いていない。確かめる連絡方法は嵐で全滅だ。人間のルキアはイリスのことを離宮のオーナーがあてがった女だと誤解しているらしい。不思議なことに彼が現れてから猫は姿を消し、まるで黒猫が男に成り変わったように思う。ルキアの寂しげな瞳が気になるイリス。彼の正体を調べていくうちに離宮に住んでいた王の愛人の恋人と瓜二つの肖像画を見つける。また王の愛人の恋人はルイザと言い、ルイザと王の愛人マダム・シューライトが一緒に映っている写真も出てきた。しかもそれは死体を撮ったものだとわかる。その写真に最初から違和感を抱くイリス。もっと詳しく調べていくと、離宮の謎が隠されていた。しかもルイザはのちに姿をくらませている。王とのことに嫉妬して、愛人を殺してしまったのではなかという疑惑も出て、疑問を直接ルキアにぶつけると、彼は皮肉な笑みを浮かべて、自分の正体を明かしていく。ひと冬だけのバイトは、イリスの運命を大きく変える出逢いとなった。ルキアとの関係はひと冬だけの幻想なのか……それとも……。閉じ込められた冬の離宮で巻き起こるミステリーラブロマンス。
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宿泊代金の代わりにと、両親らしき男女から宿のあるじに身体を売られた娘は、彼女を弄ぼうとした男の命を口づけひとつで奪ってしまう。さまざまな性戯を仕込まれ口づけひとつで相手の男を殺害できる娘。毒姫と呼ばれる彼女は、暗殺者となるために、幼い頃から毒草によって育てられ、血も涙も唾液も愛液も、全身すべての体液が猛毒と化していたのだ。とある小さな国の秘密兵器として、人知れず育てられてきた毒姫。そんな彼女にも、ついに出番が訪れる。領主の娘であるシャルロッテ姫に舞い込んだ縁談の相手は、やり手で有名な隣国の第三王子であるベルンハルト。王子を殺害することで隣国の力を弱めることができると読んだ領主によって毒姫はシャルロッテ姫の身代わりに隣国へと嫁ぐこととなった。婚礼が終われば、暗殺に成功しても失敗しても毒姫の命はないと知りながら、ただ一度だけ自分に優しくしてくれた初恋の男の子の思い出だけを胸に、花嫁衣装を身にまとう毒姫。だが、初めての口づけで、暗殺の標的である王子が命を落とすことはなかった。思いもよらぬ展開にうろたえる毒姫に、王子は自分もまた幼い頃から毒に体を慣らされており、毒姫など恐れるに足らずとうそぶく。その言葉通り、王子は彼女の毒に苦しむこともなく、毒姫は王子に抱かれて甘く幸せな新婚初夜を迎えることとなる。それは毒姫が初めて知る幸福な時間でもあった。だが毒姫は、自分を毒姫と知りつつも、優しく抱いてくれる王子に対して、戸惑いを含んだ愛情と、幸せな気持ちと共に、疑念を抱かずにはいられない。やがて朝が訪れるころ、毒姫は第三王子に向かって、その疑念を口にする。そんな毒姫に、王子が静かに語ったこの縁談に秘められた衝撃の真実とは――! 中世ヨーロッパを舞台に、ただ一夜の恋に命を懸けた男女の悲しい愛の物語。