出版社:アットマーククリエイト
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良心の危機「エホバの証人」組織中枢での葛藤 せせらぎ出版刊
立ち読み
著者名
出版社
:アットマーククリエイト
カテゴリー
:ノンフィクション
ジャンル
:ノンフィクション ドキュメンタリー 人文・社会科学 宗教一般
ポイント:2,660pt 価格:2,926円(税込)
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著者は二代続いた信者の家に生まれたエホバの証人三世である。世界各国を巡りながら、この宗教組織のあらゆるレベルで60年間活動を続けた。最後の9年間は中枢機構「統治体」のメンバーとして活動した。権力中枢の内部で経験したこの9年の月日が、「良心の危機」をもたらしたのである。これは、他に類を見ない記録である。
この宗教団体内部でいかに物事が決定され、それがいかに全エホバの証人の生活に影響するかが、生々しく、ありのままに語られる。
著者の態度は冷静であり、観察の目は鋭いと同時に暖かさに満ちている。読者は、胸が痛むと同時に、自分自身の良心が語りかけられていると実感するだろう。
本書がはじめに書かれたのは1983年であるが、この第3版では新しい資料なども追加されており、今も同じパターンが繰り返されていることが明らかになる。初版発行以来、問題の本質はまったく変わっていないのである。〜まえがきより〜